2011年10月8日土曜日

2011年 チェコ大会 (番外編1)

第一回モルキーチェコ大会準優勝までの軌跡(番外編) in パソフラーフキ
~ナズラヴィエ、ナズラディー、カンパイ!~
 

1.はじめに

モルック好きの皆様、JMAの皆様、たまたまこのブログにたどり着いていしまった皆様、せっかくクリックして頂いたのですから、第一回モルキーチェコ大会準優勝までの軌跡(番外編)を最後までぜひお楽しみください。まだ、チェコ大会チームジャパンキャプテン大崎さんが作成した本編103 up)をお読みでない方は、そちらから先に読んで頂けるとよりいっそう番外編の理解が深まるものと思います。


我らが友、ヨセフ、ペトロにナズラヴィエ、ナズラディー!

JMA監事 高窪祐弥


2.第一回モルキーチェコ大会準優勝までの軌跡(番外編)1日目

それは、2011828日、照りつける太陽の下、フィンランドのラハティで行われたモルック世界大会の決勝を観戦している時でした。立て続けに繰り出される神ショットを眺めていると、2回戦ではかなく散り虚脱感と焦燥感に埋め尽くされていた私の心に、ある一筋の光明を見つけました。

“チョコ大会に行こう、行くしかない!”

 それから、約1カ月後の930日、チェコ大会チームジャパンキャプテンの大崎さんとともにオーストリア・ウイーン空港に降り立っていました。今回、様々なチーム事情からチェコ大会に派遣されたのは、この二人のみ。監督なし、控えなし、おまけに土地勘なしのぎりぎりの戦いがここから始まったのでした。

しかし、私たちには強い味方がいました。ウイーン空港には、チームスロバキアのヨセフが4月に購入したばかりの愛車パジェロとともに出迎えてくれました。大会2週間前に、キャプテン大崎さんがメールで会場までの同乗をお願いしたところ、快く引き受けてくれたヨセフに加え、スタノ、マルケスも一緒に出迎えてくれました。なんと素晴らしい人たちなんだと思っていましたが、予想通り車に乗り込もうとした瞬間から、スロバキア特製魔法の水(アルコール度数40%)攻撃が開始されました。その後も車内では、Na zdravie (ナズラヴィエ;スロバキア語) がこだまし、約3時間の道中に2本の瓶が空いていました。

 モルック会場となるPasohlavky (パソフラーフキ)は、チェコとオーストリアの国境沿いの湖のほとりにあるとても美しい保養地でしたが、魔法の水攻撃を繰り出してくるヨセフ達のサポートがなければとてもたどり着けない場所にありました。到着後、夕食をとりに事務局も兼ねているレストランへ行くと、そこにいたすべてのチェコ人から有名人をみるような、はたまた、犯罪者をみるような何とも言えない熱視線を一斉にあびた二人でした。


 今回の大会会長であるペトロさんをはじめ、チェコの方たちからも大歓迎をうけました。ウオッカのショットグラスがならべられたカウンターの前で何を飲むかと聞かれ、思わず魔法の水と言いそうになりましたが、明日の試合に備え圧倒的アウエーのこの地での戦いは避け、ピナコラーダでNa zdravi (ナズラディー;チェコ語)し、初日を終えるのでした。
大会長のペトロさんと

ヨセフさんとスロバキアチームへおみやげ


スタノも魔法の水が大好きです

パソフラーフキ(部屋の前からの眺め)


泊まったバンガロー



2 件のコメント:

  1. 道中での出来事が、どんな感じだったのかがわかって楽しいです
    続きが早く読みたいです!

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  2. こんなとりとめのない番外編を読んで頂きありがとうございます。そう言われると創作意欲がわきます。
    熱が冷めないうちに第3部まで作成したいと思います。

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